国内ニュース
大阪市大、消防隊員の暑熱順化トレーニングに係る研究成果を紹介
発表日：2018.08.13
大阪市立大学の研究チームは、夏季の消防活動を想定した「暑熱順化トレーニング」に係る研究成果を紹介した。この研究は、同大と大阪市消防局が2017年6月に締結した「消防隊員のヘルスケア等の研究開発に係る連携に関する申合せ」に基づくもので、2018年度は「消防隊員の熱中症対策」として有効な方法の検証を進めている。2018年5月から6月にかけて、消防隊員20名を対象として、暑熱順化トレーニング（消防服あるいは雨合羽を着用して30分ほど中程度の運動を行う）を10日間実施したところ、1)同一強度での運動時において深部体温および心拍数が有意に低下し、2)主観的な暑さの感覚や暑さに対する不快感が軽減するとともに、3)同一条件での運動継続時間が有意に延長する、といったトレーニングの効果も明らかとなった。今後は、消防活動を模擬した運動後の身体冷却に関する実験（8月初旬実施）の分析結果なども踏まえ、消防隊員の熱中症予防「大阪モデル」の検討・提示に取り組んでいきたいという。
|
情報源
|
大阪市立大学 研究・産学
|
|
機関
|
大阪市立大学
|
|
分野
|
健康・化学物質
|
|
キーワード
|
大阪市立大学 | 大阪市消防局 | 暑熱順化トレーニング | ヘルスケア | 深部体温 | 心拍数 | 身体冷却
|
|
関連ニュース
|
|
