神戸大学は、菌従属栄養植物の新種を「兵庫県立人と自然の博物館」の標本の中から発見し、「コウベタヌキノショクダイ」と命名したと発表した。「菌従属栄養植物」は、光合成を止めて、キノコやカビの菌糸を根に取り込み、それを消化して生育する植物。今回発見された植物は、1992年に神戸市内で1個体のみ発見されたもので、その後の調査で新たな個体が見つからなかったことから、「兵庫県レッドデータブック(2010)」では絶滅種として報告されている。今回の新種発見は、未知の種が人知れず絶滅している可能性や、生物多様性の正確な把握における標本の重要性を示唆するものであるという。
情報源 |
神戸大学 研究ニュース
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機関 | 神戸大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 神戸大学 | 菌従属栄養植物 | コウベタヌキノショクダイ | 博物館標本 |
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