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 環境省、丸紅などの火力発電所建設計画に係る環境影響評価（準備書）に対する環境大臣意見を公表

  環境省は、丸紅（株）および（株）関電エネルギーソリューションの秋田港火力発電所（仮称）建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を、経済産業大臣に提出したと発表した。同事業は、秋田県秋田市において、石炭を燃料とする総出力130万 kWの火力発電所を新設しようとするもの。環境大臣意見では、世界の潮流に逆行するような地球温暖化対策が不十分な石炭火力発電は、是認できなくなるおそれもあること等を踏まえ、1)石炭火力発電に係る環境保全面からの事業リスクが極めて高いことを改めて強く自覚し、2)2030年度以降に向けた本事業に係る二酸化炭素排出削減の取組への対応の道筋が描けない場合には事業実施を再検討することを含め、あらゆる選択肢を勘案して検討すること、2)事業者および本事業者のグループ会社等との共同実施により、2030年度までに目標達成を目指すことが必要不可欠であること、3)大気環境、水環境および廃棄物に係る適切な環境保全措置の検討等を求めている。