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 東京都、オリパラ2020東京大会(水泳・トライアスロン)を想定した水中スクリーン実験の結果を公表

発表日:2018.10.10


  東京都港湾局は、オリパラ2020東京大会の水泳・トライアスロン競技会場「お台場海浜公園」における水中スクリーン実験の結果を公表した。今回、両大会の開催日程を踏まえて、2018年夏の7月24日から9月6日の間に、水質水温調査(27日間)と併せて水中スクリーンによる大腸菌等の抑制効果の検証(22日間)を実施した。2タイプ(3重、1重)の水中スクリーンを設置し、スクリーン内外の水質を分析したところ、1)水中スクリーン(3重)内の水域では、ふん便性大腸菌群数等の値は基準を超過することがなかった、2)スクリーン内側の水温は、外側に比べて平均1.0℃(最大3.8℃)高くなり、3)pH、COD(化学的酸素要求量)、腸球菌数および透明度については基準を超過する日が見られたという。高水温等については今夏の記録的な高温や台風の影響を受けたものと考えられるが、3重スクリーンによる大腸菌等の抑制効果が確認され、今後の課題(スクリーンの開閉による水質改善の可能性検討等)も明らかとなり、競技運営方法の検討に資する成果が得られたという。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 水・土壌環境
キーワード 東京都 | 水質調査 | 水質改善 | お台場海浜公園 | 水中スクリーン実験 | 水泳 | トライアスロン | オリパラ2020東京大会 | 競技会場 | 水温調査
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