千葉大と国環研、妊娠中の血中マンガン濃度とSGAリスクに関する知見を発表

発表日:2019.02.21

千葉大学と国立環境研究所は、妊娠中の母体の血中マンガン(Mn)濃度と出生時体格(体重、頭囲など)の関連を男児・女児別に分析し、得られた知見を発表した。Mnは必須元素のひとつであるが体内で毒性を示す物質でもある。海外では母親の血中Mn濃度と出生体重との関連が報告されているが、研究事例が少なく、小規模な調査分析に基づくものであった。今回、日本における大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査、調査開始年度:平成22年度)」を通じて得られた、16,473人の母親と乳児(男児:8,484人、女児:7,989人)ペアのデータを統計的な手法(多変量ロジスティック回帰など)を用いて分析した結果、1)Mn濃度19 μg/Lで男児の体重が最大となり、それよりも低値あるいは高値になるにしたがい減少すること、2)Mn濃度が低いグループにおいて在胎週数に見合う標準的な体重よりも出生体重が小さい「SGA」児が生まれるリスクが高まること、3)Mn濃度が低値になると男児・女児ともに頭囲が減少する傾向があること等が示唆されたという。

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