国内ニュース


 産総研、大阪平野の「地中熱ポテンシャルマップ」を公開

発表日:2019.06.19


  国立研究開発法人産業技術総合研究所は、大阪府と共同で「地中熱利用システムに対応する地中熱ポテンシャルマップ(2種)」をウェブサイトに公開した。「地中熱利用システム」は地下水の熱や地下の温度差を有効利用して、少ない電力で冷暖房を行うことができる省エネ技術で、ヒートアイランド現象や地球温暖化の抑制技術としても注目されている。同所は、これまで公開を進めてきた「水文環境図」を用いて、1)「クローズドループ(20~100m地中熱交換器を埋め不凍液を循環させるシステム)」については、地域ごとに適した熱交換器の長さ・100mの熱交換器を使用した場合の採熱量と排熱量、2)「オープンループ(地下水の熱を直接利用するシステム)」については、地下水の湧出域を除く帯水層の層厚が 20 m 以上の地域を適地とし、それぞれマップを整備し公開した。学術成果を地域の特性に応じた形で還元し、地中熱利用システムの社会実装への道筋を付けることができると期待されるという。

情報源 産業技術総合研究所 研究成果
機関 産業技術総合研究所 大阪府
分野 環境総合
キーワード 省エネ | 大阪府 | 産業技術総合研究所 | ヒートアイランド現象 | 地中熱利用システム | 水文環境図 | 地中熱ポテンシャルマップ | クローズドループ | オープンループ
関連ニュース

関連する環境技術