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 (株)竹中工務店、燃料油・VOCに対応する「原位置フラッシング工法」を開発

発表日:2009.09.11


  (株)竹中工務店は、(株)竹中土木と共同で、ガソリンなどの燃料油や揮発性有機化合物(VOC)で汚染された土壌を、水と洗浄剤を併用したフラッシング(洗浄)により原位置(=汚染土を掘り起こさない)で浄化する、独自の「原位置フラッシング工法」を開発し、2件のプロジェクトに適用したと発表した。通常、洗浄剤を地中で循環させて汚染物質と一緒に汲み上げ、回収するフラッシングでは、洗浄剤に界面活性剤だけを利用するが、今回、両社が開発した工法は、界面活性剤と酸化剤の2種類の洗浄剤を用いて、土壌を掘削・移動することなく洗浄し、汚染物質を回収するもの。両社は、既に、同技術を、1)既存工場での油汚染土壌の浄化、2)ガソリンスタンドでのベンゼンと油汚染土壌の浄化、の2事例に適用。今後、同工法とバイオスティミュレーション(汚染土壌に元々生息する分解菌を活用して土壌を浄化する方法)を組み合わせた技術等も開発していくという。

情報源 (株)竹中工務店 ニュースリリース
機関 (株)竹中工務店
分野 水・土壌環境
キーワード バイオレメディエーション | 竹中工務店 | VOC | 揮発性有機化合物 | 土壌 | 汚染物質 | 汚染土壌 | 界面活性剤 | 浄化 | バイオスティミュレーション
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