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 ユニチカ(株)、酸性下で利用できる環境配慮型の水性エマルションを開発

発表日:2009.09.15


  ユニチカ(株)は、密着性・耐水性・耐薬剤性に優れ、酸性下でも利用できる環境配慮型の水性エマルションを開発したと発表した。コーティング剤や塗料、接着剤などの分野では、大気汚染や水質汚染をもたらす揮発性有機化合物(VOC)の排出規制が強化される中、トルエンなどの芳香族系有機溶剤に替わる環境配慮型材料として水性エマルションが注目されている。同社はすでに、2004年9月に、密着性・耐水性・耐薬剤性に優れる水性エマルション(機能性ポリオレフィン樹脂エマルション)を開発し、包装・電気・建築材料やエネルギー分野などで採用されてきた。しかし、同製品は、酸性下での使用が難しいという課題があった。同社は今回、カチオン(正の電荷を帯びたイオン)を利用した独自の分散技術により、従来製品の新シリーズとして、酸性下でも利用可能な水性エマルションを開発。今後、表面改質剤や繊維改質剤、電着用塗料等への用途が期待されるという。

情報源 ユニチカ(株) ニュースリリース
機関 ユニチカ(株)
分野 大気環境
水・土壌環境
キーワード 環境配慮 | VOC | 揮発性有機化合物 | 樹脂 | ユニチカ | 酸性 | 水性エマルション | ポリオレフィン | カチオン
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