龍谷大学の研究者は、滋賀県立大学の大学院生と共に琵琶湖畔で発見した「ムサシモ(学名:Najas ancistocarpa)」に関する情報を、ホームページ上に画像を添えて公表し、追加情報の提供を呼びかけた。2019年9月下旬、琵琶湖湖岸に漂着した「流れ藻」の中から、全国的に生育地が少ない「ムサシモ」が滋賀県内で初めて発見された。当初は乱獲を助長するリスクを回避するために発見情報を非公開とする考え方もあった。しかし、流れ藻のもとになった本来の生育地が特定できていないことや、自然環境への意識が高い地域住民の存在を考慮し、専門家の意見などを踏まえて、情報提供のよびかけを含めた情報の公開による絶滅危惧種の保全手法を選択した。詳細なDNA分析の必要性を指摘しつつ、琵琶湖の自然に対する理解を深め、保全に関する正しい知識や考え方などの発信につなげたいという。
情報源 |
龍谷大学 News
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機関 | 龍谷大学 滋賀県立大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | 保全 | 琵琶湖 | 漂着 | 滋賀県立大学 | 龍谷大学 | 地域住民 | 流れ藻 | ムサシモ | 生育地 |
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