(一財)日本気象協会(JWA)は、「熱中症ゼロへ」プロジェクトにおいて実施した「黒球付熱中症計(以下、「熱中症計」)」設置効果のアンケート調査やヒアリングの結果を紹介した。この取組は、環境省の「平成31年度熱中症予防対策ガイダンス策定に係る実証事業」に採択され、全国の小学校・中学校・高等学校に熱中症計を配布し、その活用に関して調査が行われた。調査の結果、熱中症計の使用により熱中症に気を付ける意識が向上したと62校全てで回答があった〔とてもそう思う(81%)、ややそう思う(19%)〕。観測結果によっては体育の授業を日かげで行うよう配慮したり、部活動のメニューを切り替えたりなど予定を変更した学校は全体の6割に上った。「各数値やランクが一目で分かるため、生徒、職員共にそれを意識し、数値やランクに応じて、熱中症予防を意識した行動(水分摂取や休憩の取り方等)をとる様子が見られました。」という声もあり、熱中症計を活用することで、熱中症の予防につながったと考えられるという。
情報源 |
(一財)日本気象協会 JWAニュース
「熱中症ゼロへ」プロジェクト 学校における黒球付熱中症計の活用調査 |
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機関 | (一財)日本気象協会 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 熱中症 | 熱中症予防 | アンケート調査 | 熱中症ゼロへ | ヒアリング | 黒球付熱中症計 | 部活動 | 水分摂取 | 休憩 |
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