国内ニュース


 松下電器産業(株)、使用済みブラウン管テレビの難燃剤入りプラスチックを薄型テレビに再利用

発表日:2007.12.11


  松下電器産業(株)は、使用済みブラウン管テレビの難燃剤入りプラスチックを薄型テレビに再利用する、自己循環型リサイクルの仕組みを構築した。ブラウン管テレビのプラスチックには、複数の難燃剤等が混入されており、一部には有害化学物質規制(RoHS指令)の対象物質も含まれるため、薄型テレビ用の高品位プラスチックとしての再利用は困難とされていた。同社では、過去から蓄積してきた品質管理データベースと難燃剤等の識別装置により、再利用可能な回収プラスチックを特定するとともに、新たな改質技術により難燃性や強度などの品質を確保。さらに、有害化学物質確認システムによりRoHS指令に対応することで、薄型テレビへの再利用を可能にした。今後、2008年発売予定の薄型テレビに一部採用し、海外展開も視野に入れていくという。

情報源 松下電器産業(株) プレスリリース
機関 松下電器産業(株)(現:パナソニック(株))
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
キーワード リサイクル | プラスチック | 松下電器産業 | テレビ | ブラウン管 | 難燃剤 | 再利用
関連ニュース

関連する環境技術