(国研)理化学研究所(理研)とダイキン工業(株)の連携組織である「理研BDR-ダイキン工業連携センター」は、夏季の空調設定が、快適性を向上させ、ヒトの疲労軽減させる効果を有すことを明らかにした。両者は2016年10月に連携プログラムを開設し、そこから創出されたテーマである「抗疲労空間の構築」の共同研究を推進するセンターを2017年6月に設立していた(2018年に現在の名称に変更)。従来、温度・湿度が人に与える影響の検証については、心理的な評価が中心となっていたが、今回の試験では「疲労」への影響に着目し、心拍変動から推定される自律神経活動などの生理的評価も併せて行った。夏季に想定される環境において、室温の上昇で心拍数や自律神経活動など生理的な負担は高まるが、湿度を下げることで心身の負担が軽減されることが示された。特に暑さを感じやすい環境(28℃、30℃)においては、湿度55%以下を保つことで快適性が向上し、40%以下では疲労が軽減することが実証されたという。
情報源 |
ダイキン工業(株) ニュースリリース
理化学研究所 研究成果(プレスリリース) |
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機関 | 理研BDR-ダイキン工業連携センター ダイキン工業(株) 理化学研究所 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 空調 | 湿度 | 夏季 | 快適性 | 理研BDR | 疲労 | 心理的評価 | 心拍 | 自律神経 | 生理的評価 |
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