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 環境省、「化女沼」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加を発表

発表日:2010.02.01


  環境省は、東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークに参加湿地として推薦していた宮城県大崎市の「化女沼」(けじょぬま)が承認されたと発表した。同ネットワークは、東アジア・オーストラリア地域の渡り鳥の保全に関わる様々な主体の国際的な連携・協力のための枠組みを提供し、鳥類の重要生息地の国際的なネットワークの構築と生物多様性保全及び地域住民の利益に資することを目的とした国際的なネットワークで、平成22年2月1日現在、10か国、80か所(日本国内では28か所)の湿地が参加している。今回承認された「化女沼」は、17世紀頃自然湖をもとに築堤されたため池を基礎に、平成7年に完成した洪水調整と灌漑用水用の治水ダム。全域にハスやマコモなどの水生植物が繁茂し、マガン、亜種ヒシクイの大規模な越冬地となっている。なお、参加湿地の範囲(約34ha)は、国指定化女沼鳥獣保護区特別保護地区に指定され、平成20年10月にラムサール条約湿地に登録されている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | 環境省 | 生息地 | 東アジア | 鳥獣保護区 | ネットワーク | 化女沼 | 宮城県大崎市 | ラムサール条約 | 治水ダム
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