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 日本学術会議、「生物多様性の保全と持続可能な利用~学術からの提言~」及び「黄砂・越境大気汚染物質の地球規模 循環の解明とその影響対策」の報告を公表

発表日:2010.03.10


  日本学術会議は、統合生物学委員会及び農学委員会風送大気物質問題分科会においてそれぞれ審議した結果を、提言「生物多様性の保全と持続可能な利用~学術からの提言~」及び報告「黄砂・越境大気汚染物質の地球規模 循環の解明とその影響対策」として取りまとめ、公表した。同提言は、「生物多様性の減少速度を顕著に低下させる」という生物多様性条約「2010 年目標」の達成に向けて、いっそう広範な主体の参加を得て、効果の高い対策を確実に進めることが必要等、統合生物学からの提言を取りまとめたもの。また、同報告では、中国の黄砂と大気汚染およびアフリカ、オーストラリアの紅砂の発生・輸送、そして、それらが及ぼす影響に関する短期的・長期的提示の項目・内容を示し、広範囲において総合的に検討を行った中から、黄砂発生と中国・モンゴルの沙漠化との関連性について等、今後の研究の推進に必要な重要事項について全18項目の課題を提示している。

情報源 日本学術会議 トップ・ニュース(PDF)
日本学術会議 トップ・ニュース(PDF)
機関 日本学術会議
分野 地球環境
自然環境
大気環境
キーワード 生物多様性 | 大気汚染 | 中国 | 生物多様性条約 | 黄砂 | 循環 | 日本学術会議 | 紅砂 | 沙漠化 | モンゴル
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