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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、中国雲南省で水質改善システムの実証研究を開始

発表日:2010.05.07


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構は、中国雲南省で水質改善システムの構築と普及を目的とした実証研究を開始すると発表した。中国では、急激な経済成長に起因する富栄養化が進み、アオコの大量発生による取水停止など、深刻な環境問題が発生している。同研究は、河川・湖沼そのものの水質改善に焦点を当て、省・市政府の水質汚染総合対策と連携・相乗効果を発揮し、早期に水質改善を達成させる有効な手法を立証することを目指す。今回、深刻な水質汚染問題を抱えている雲南省昆明市内の湖沼を実証研究地に選定し、我が国の持つ水処理技術の強化ならびに省水型・環境調和型の水循環システムの構築およびその事業化を図るため、2010年5月7日、中国国家発展改革委員会および雲南省発展改革委員会と、協力のフレームワークを定める基本協定書(MOU)を締結した。今後、NEDOの委託を受けた日揮(株)が、オゾン処理等の水処理設備を設置し、日中が協力して実証研究を進めていくという。

情報源 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 水・土壌環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 実証 | 水処理 | 水質 | 中国 | 水循環 | 富栄養化 | アオコ | オゾン処理
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