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 (株)NTTファシリティーズ、外気冷熱を活用して省エネ性を追求するデータセンター用空調機を開発

発表日:2010.08.04


  (株)NTTファシリティーズは、(株)日立アプライアンスと共同で、自然エネルギーの外気冷熱を積極的に活用し、世界最高水準の省エネルギー性能を達成するデータセンター用空調機を開発したと発表した。データセンターでは、ICT機器からの発熱が非常に大きいことから年間を通じて冷却(冷房)を行う必要があり、省エネルギーの観点からは、外気温度が低い冬期から中間期に、外気を上手に利用することが重要となる。今回開発された空調機の最大の特徴は、冬期から中間期に、冷媒ポンプを用いて外気の冷熱を間接的に取り込み、冷房を行うことである。冷媒ポンプの消費電力は、通常の空調機で使用される圧縮機より極めて小さいため、運転効率が大幅に向上する。これにより、データセンター空調に関わる年間消費電力量および年間CO2発生量を、一般の電算室用空調機と比較して45%削減できるという。同社らは今後、2010年度に実環境下での評価を行い、2011年度に販売を開始する予定。

情報源 (株)NTTファシリティーズ ニュースリリース
機関 (株)NTTファシリティーズ
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | CO2 | 自然エネルギー | 日立アプライアンス | NTTファシリティーズ | 空調 | 冷媒 | データセンター | 外気冷熱 | 冬期
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