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 三菱マテリアル(株)、使用済み家電製品からのレアアース磁石のリサイクルに関する技術開発をNEDOより受託

発表日:2010.10.07


  三菱マテリアル(株)は、使用済み家電製品から、レアアースを使用した高性能な「Nd-Fe-B磁石」を回収・再資源化するための技術開発を、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より受託したと発表した。Nd-Fe-B磁石は、ハイブリッド自動車・電気自動車や省エネ型の家電製品に使用されているが、その材料となるネオジム(Nd)、ディスプロシウム(Dy)などのレアアース元素は、枯渇可能性や価格高騰などの問題を抱えているため、リサイクルシステムの早急な構築が望まれている。同社はこれまで、大手家電メーカーとの合弁事業として、家電製品の分解およびNd-Fe-B磁石回収のプロセスについて技術開発等を行ってきた。平成22年度は引き続き、パナソニックエコテクノロジー関東(株)等の協力を得ながら、さらに効率的なプロセスの開発を実施し、リサイクルコストの削減のため、分解の自動化を目指す。また、本格的な事業化を見据え、回収したNd-Fe-B磁石を磁石合金メーカーに提供する際の形状についても検討を進めていくという。

情報源 三菱マテリアル(株) プレスリリース(PDF)
機関 三菱マテリアル(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード ハイブリッド車 | 省エネルギー | 電気自動車 | リサイクル | NEDO | 再資源化 | レアアース | 三菱マテリアル | 家電リサイクル | 磁石
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