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 経済産業省と環境省、ストックホルム条約残留性有機汚染物質検討委員会第6回会合(POPRC6)の結果を公表

発表日:2010.10.19


  経済産業省と環境省は、平成22年10月11日から15日まで、スイスのジュネーブで開催された「ストックホルム条約残留性有機汚染物質検討委員会第6回会合(POPRC6)」の結果を公表した。POPRCでは、POPs条約対象物質に提案された規制候補物質について、1)スクリーニング、2)危険性の概要(リスクプロファイル)、3)リスクの管理に関する評価の検討プロセスを経て、POPs条約の締約国会議(COP)への勧告を行っている。今回の会合では、3種類の化学物質について議論が行われ、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)は、長距離移動の結果重大な悪影響をもたらすおそれがあるとの結論に達し、上記2)から3)の検討プロセスに進めることが決定された。一方、短鎖塩素化パラフィン(SCCP)は、2)の審議が今回も収束せず、今後、毒性学的相互作用の評価等の情報収集を引き続き行い、改めて議論することとなった。また、エンドスルファンについては、3)の評価案が採択され、附属書A(廃絶(個別の適用除外を含む))への追加が第5回締約国会議(COP5)に勧告されることになった。

情報源 経済産業省 ニュースリリース
環境省 報道発表資料
機関 経済産業省 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 環境省 | 経済産業省 | リスク | 残留性 | 有機汚染物質 | POPRC | POPs条約 | ヘキサブロモシクロドデカン | エンドスルファン | 短鎖塩素化パラフィン
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