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 清水建設(株)、CO2削減と快適性を追求した次世代型の超環境オフィスを完成

発表日:2010.10.21


  清水建設(株)は、同社の技術研究所本館内に、CO2削減と快適性を追求した、スマートグリッド対応の次世代型超環境オフィスが完成したと発表した。その中核となるエネルギー制御システム(BEMS)により、CO2排出量を一般的なオフィスに比べて60%削減しているという。このオフィスでは、太陽光発電と蓄電池を組み込んだマイクログリッドとともに、デマンドレスポンス(DR)という先端技術を採用。同技術では、天候等をもとに翌日の電力需要予測と蓄熱・蓄電計画の立案を行い、設備機器(送風・換気・空調等)の消費電力(電力需要)を必要最低限のレベルに制御することで、ピーク時の消費電力の削減(ピークカット)と平準化を図っている。また、個人認証にもとづく照明・空調制御により、必要最小限の空間(約3m2ごと)に個人最適(オーダーメード)の光・温度環境を創出する。こうして建物レベルでDRを実践し、照明・空調の制御範囲を「ゾーンから個人」にしている点は、世界的にも最先端の試みであり、大幅な省エネと快適性の向上を実現するという。

情報源 清水建設(株) ニュースリリース
機関 清水建設(株)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | BEMS | 省エネルギー | CO2 | 清水建設 | 照明 | 空調 | 蓄電池 | スマートグリッド | デマンドレスポンス
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