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 東京都、平成21年度下水道事業の温室効果ガス排出量を公表

発表日:2010.10.26


  東京都は、下水道事業における平成21(2009)年度の温室効果ガス排出量について、平成2(1990)年度比で16%(16.2万トン-CO2)削減し、85.6万トン-CO2になったと発表した。これは、主に以下の取組によるものという。1)汚泥処理工程で発生する温室効果ガスの削減(焼却炉燃焼温度の上昇(800度→850度)、石炭の代替燃料となる炭化物を脱水汚泥から製造する炭化炉の導入)、2)省エネルギー機器の導入による電力量の削減(汚水処理に必要な酸素を効率良く供給するための微細気泡散気装置、及び省電力型撹拌機の導入)、3)再生可能エネルギーの活用(汚泥消化ガス(メタンガス)を利用したバイオマス発電、及び放流水の落差を利用した小水力発電の実施)、4)温室効果ガス排出の少ない燃料への転換(重油から都市ガスへ)。都では、今後も地球温暖化防止に向けて新たに策定した「アースプラン2010」に基づき、平成32(2020)年度までに、平成12(2000)年度比25%以上の削減(排出量74.3万トン-CO2)を目指すという。

情報源 東京都 報道発表
機関 東京都
分野 地球環境
水・土壌環境
キーワード 再生可能エネルギー | 省エネルギー | CO2 | バイオマス発電 | 東京都 | 温室効果ガス | 下水道 | 下水汚泥 | メタンガス
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