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 気象庁、世界の主要温室効果ガス濃度は過去最高値と発表(WMO温室効果ガス年報第6号の結果)

発表日:2010.11.24


  気象庁は、世界気象機関(WMO)の温室効果ガス年報第6号(2010年11月24日発表)によると、世界の主要温室効果ガス濃度が過去最高値であったと発表した。同庁は、WMOの温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)を運営し、世界中の温室効果ガス観測データを収集・解析している。今回、2009年12月までの観測データを解析した結果、大気中の主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)及び一酸化二窒素(N2O)の世界平均濃度は、2009年に過去最高を記録したことがわかった。このうち近年増加傾向が頭打ちになっていたメタンは、2007年以降3年連続で高い増加量となったが、メタンが最近増加している原因は十分には分かっておらず、今後の見通しははっきりしないという。また、二酸化炭素も近年よりは増加量がわずかに小さいものの依然として増加が続いている。なお、同年報は、2010年11月にメキシコのカンクンで開催される気候変動枠組条約第16回締約国会議(COP16)で配布される予定。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード CO2 | 世界気象機関 | WMO | 温室効果ガス | 気象庁 | 気候変動枠組条約 | メタン | N2O | COP16
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