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 (財)電力中央研究所、微量PCB混入変圧器等の洗浄技術(加熱強制循環、課電自然循環)を開発

発表日:2011.01.12


  (財)電力中央研究所は、微量PCB混入変圧器等の洗浄技術(加熱強制循環、課電自然循環)を開発した。同研究所では、平成14年にPCBを使用していないはずの変圧器に非意図的な混入が確認される問題が発生した以降、変圧器からのPCBの除去を目指して、技術開発を進めてきた。今回、その成果である洗浄技術が、PCB等処理技術調査検討委員会による技術評価を受け、処理技術として妥当なものであるとの評価を受けた。技術評価をうけた技術は以下の2つで、ともに変圧器を解体せずに、形状を有したまま洗浄を行う。1)加熱強制循環洗浄:変圧器の絶縁油を入れ替え、加熱しながら強制的に絶縁油を循環させて変圧器内部のPCBを洗浄・除去する。2)課電自然循環洗浄:変圧器の絶縁油を入れ替え、一定期間変圧器に課電することにより、自然に絶縁油を変圧器内部で循環させて変圧器内部のPCBを洗浄・除去する。同研究所では今後、評価を受けた技術の実用化に向けて実証試験などの検討を重ねていく予定という。

情報源 (財)電力中央研究所 プレスリリース
機関 (財)電力中央研究所
分野 健康・化学物質
キーワード 技術開発 | 実証 | PCB | 電力中央研究所 | 洗浄 | 絶縁油 | 微量 | 変圧器
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