(財)山階鳥類研究所は、小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業において、平成20年に聟島を巣立ったヒナ1羽が聟島に戻ってきたことを平成23年2月10日に確認したと発表した。この事業は、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から、アホウドリのヒナを小笠原群島聟島へ移送し、新しい繁殖地を形成する事業であり、同研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て、平成20年から実施している。同事業で聟島に個体が戻ってきたのは初めてとなる。また、同じく平成20年に巣立ったヒナ1羽についても、伊豆諸島鳥島初寝崎で確認されたという。アホウドリの繁殖地は現在、日本の伊豆諸島鳥島と尖閣諸島のみで、環境省のレッドリスト2006では「絶滅危惧II類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
情報源 |
(財)山階鳥類研究所 プレスリリース
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機関 | (財)山階鳥類研究所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | アホウドリ | 環境省 | 小笠原群島 | 聟島 | ヒナ | 山階鳥類研究所 | 鳥島 | 繁殖 | レッドリスト | 絶滅危惧 |
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