ダイキン工業(株)は、同社独自の空気浄化技術である「ストリーマ放電」(プラズマ放電の一種)によってスギ花粉を分解し、花粉症を引き起こすアレルゲンを消失させる様子を可視化することに成功したと発表した。スギ花粉に含まれる2種類のアレルゲン(クリジェー1、クリジェー2)は、春の花粉症の代表的な原因物質であるとされている。同社は今回、スギ花粉が物理的に分解・除去される様子を走査型電子顕微鏡で把握するとともに、アレルゲンに反応して蛍光を発する抗体を用いて、アレルゲンの有無を蛍光顕微鏡で撮影し、アレルゲンが消失していく様子も可視化する実験法を確立した。同実験は、あらかじめスギ花粉から抽出したアレルゲンに対してではなく、スギ花粉そのものに対してストリーマ放電を照射し、その分解・除去効果を実証したもので、花粉に対する効果実証としては過去に例を見ないものであるという。なお、今回の研究成果は、山形大学医学部の白澤信行准教授との共同研究による成果である。
情報源 |
ダイキン工業(株) ニュースリリース
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機関 | ダイキン工業(株) |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | ダイキン工業 | 可視化 | スギ花粉 | 花粉症 | アレルゲン | ストリーマ放電 | 山形大学 | 空気浄化 |
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