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 東レ(株)、高耐久性逆浸透膜の開発に成功

発表日:2011.02.21


  東レ(株)は、同社のナノテクノロジーを駆使し、膜の基本性能である除去性能および透水性能を高いレベルで保持しつつ、膜洗浄で用いられる酸、アルカリ、塩素などの薬品に対する耐久性を大幅に向上させた「高耐久性逆浸透(RO)膜」の開発に成功したと発表した。RO膜は、世界の水問題を解決しうる技術として世界の水処理プラントで採用が進み、高品質の水を得るための除去性能、および省エネルギーを実現するための透水性能の向上が望まれている。また、近年はRO膜の用途拡大により様々な水質の原水を処理する必要が生じており、長期間にわたって高品質な水を安定的に供給するには、膜性能の安定性、特に薬品洗浄による膜性能の変化を抑制したいという要望が高まっていた。今回開発した製品は、膜汚れ時の繰り返し洗浄に対しても高い性能を維持できることから、原水の水質悪化による膜の洗浄頻度が特に高い、かん水淡水化用途や下廃水再利用用途への適用が期待されるという。

情報源 東レ(株) プレスリリース
機関 東レ(株)
分野 水・土壌環境
キーワード 水処理膜 | 省エネルギー | RO膜 | 逆浸透膜 | プラント | 東レ | 水質 | 洗浄 | ナノテクノロジー | 耐久性
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