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 環境省、「平成23年度温泉排水処理技術開発普及等調査」に係る実証試験対象技術の募集を開始

発表日:2011.04.21


  環境省は、「平成23年度温泉排水処理技術開発普及等調査」に係る実証試験対象技術の募集を開始した(応募締切:平成23年5月27日(金)17時必着)。この調査は、温泉旅館からの排水を対象とした効果的な排水処理手法を確立するため、実用化段階にある新しい排水処理技術の実証試験を実施し、温泉旅館における導入の可能性を検証するもの。温泉排水に含まれるほう素、ふっ素については、既存の排水処理技術では除去が難しいのが現状であり、水質汚濁防止法に基づく排水基準でも、経過措置として暫定排水基準が設定され、その後3年ごとに見直すこととされている。こうした中、現行の暫定排水基準が平成25年6月末に適用期限を迎えることから、温泉排水を対象とした排水処理技術の開発普及等が必要となっている。そこで今回、同実証試験の対象技術として、温泉排水中のふっ素除去技術を募集する。採択された技術は、排水中のふっ素濃度が高い温泉旅館において実証試験を実施し、その結果をもとに、検討会で技術の有効性・経済性等を評価するという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 水・土壌環境
キーワード 排水基準 | 環境省 | 技術開発 | 排水処理 | 実証試験 | 温泉 | 旅館 | ほう素 | ふっ素 | 水質汚濁防止法
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