日立化成工業(株)は、ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)等の環境対応自動車向けに、リチウムイオン電池用カーボン負極材の生産能力を倍増すると発表した。同社では、携帯電話やノートPC等向けのリチウムイオン電池用カーボン負極材の研究開発で培った、粒子形状や表面構造の制御技術などをもとに、車載用負極材の開発を進め、1)EVおよびPHEV向けとして、航続距離を重視し、高容量密度かつ充放電効率に優れる黒鉛系負極材、2)HEV向けとして、入力特性に優れる非晶質炭素負極材、をそれぞれ開発している。今回、これら車載用負極材について、HEV、EV、PHEVの市場拡大に伴う需要増に対応するため、生産ラインを山崎事業所(茨城県ひたちなか市)に増設し、2012年9月の稼動開始を目指す。同社は、今後も車載用負極材の需要の伸びに合わせ、数年内に複数回の能力増強を行う予定という。
情報源 |
日立化成工業(株) ニュースリリース
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機関 | 日立化成工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ハイブリッド車 | リチウムイオン電池 | 電気自動車 | プラグインハイブリッド車 | 日立化成工業 | 負極材 | 炭素 | 車載用 | 生産能力 | ひたちなか市 |
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