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 凸版印刷(株)、バイオマスポリエチレンを使用した包装材用フィルムを開発

発表日:2011.08.08


  凸版印刷(株)は、バイオマスポリエチレン(PE)を使用した包装材用フィルムを開発し、2011年8月より本格的な販売を開始すると発表した。バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を用いた持続的に利用できる再生可能資源で、石油などの化石資源の使用量やCO2排出量の削減が期待できることから、環境にやさしい材料として注目されている。同製品は、サトウキビ由来の原料を一部に使用し、最大で40%のバイオマス比率(重量比)を持つフィルム。植物由来の原料を使用しながら、耐衝撃性および易カット性などは、従来品と同程度の性能を保持しており、同製品を用いた詰め替え容器の場合、焼却処分時のCO2排出量を従来と比べて最大40%削減できるという。同社は今後、同製品の開発のノウハウを活かし、バイオマスPEを他製品の包装材料として展開を図るとともに、バイオマス高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリ乳酸(PLA)、バイオマスPETなど、バイオマスプラスチック材料を用いたパッケージ開発を積極的に推進していくという。

情報源 凸版印刷(株) ニュースリリース
機関 凸版印刷(株)
分野 地球環境
キーワード バイオマスプラスチック | 凸版印刷 | フィルム | 植物 | サトウキビ | バイオマスポリエチレン | PE
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