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 神奈川県、平成22年度大気環境、水域環境の状況等を公表

発表日:2011.07.29


  神奈川県は、平成22年度の大気環境、水域環境の状況等に関する調査結果を公表した。同調査は、国及び政令市と連携して実施しているもので、平成22年度の測定結果は以下のとおりであった。1)大気汚染物質常時監視では、二酸化窒素の環境基準達成率は96.7%、浮遊粒子状物質は98.9%となった。2)有害大気汚染物質モニタリング調査では、環境基準があるベンゼン等4物質について、全地点で環境基準を達成した。また、指針値が設定されているアクリロニトリル等8物質についても、全地点で指針値を満足した。3)公共用水域の測定では、カドミウムなどの健康項目では、昨年に引き続き1地点において砒素が火山地帯の自然的要因により環境基準を達成しなかったが、その他の地点では全項目が環境基準を達成した。また、生活環境項目のBOD及びCODの環境基準の達成率は86.8%となった。また、地下水については、カドミウムなどの環境基準項目の環境基準の達成率は95.2%であった。4)ダイオキシン類調査では、大気、公共用水域、土壌及び地下水の合計56地点で調査を行った結果、全地点で環境基準を達成した。同県では、この結果を踏まえ、環境基準の達成・維持に向け、関係法令に基づき、工場・事業場に対する規制、指導や自動車の排出ガス対策、生活排水対策などを総合的に推進していくという。

情報源 神奈川県 記者発表資料
横浜市 記者発表資料
機関 神奈川県 横浜市
分野 健康・化学物質
大気環境
水・土壌環境
キーワード モニタリング | BOD | 水質 | 公共用水域 | 地下水 | COD | 環境基準 | NO2 | 神奈川県 | 有害大気汚染物質
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