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 (独)理化学研究所、シロアリ腸内共生微生物のゲノム解読に成功、木質バイオマスによるバイオ燃料開発のヒントに

発表日:2008.04.01


  (独)理化学研究所は、シロアリ腸内に共生する微生物のゲノム解読に世界で初めて成功した。シロアリは、木造家屋の世界的害虫であると同時に、森林の倒木を分解する大変有益な昆虫であり、最近は、木質由来バイオ燃料開発への応用という観点からも、シロアリの木材分解能が注目を集めている。こうしたシロアリの木材分解能は、腸内に共生する数百種からなる微生物の働きによるもので、今回確立したゲノム解析手法をもとに、多様なシロアリ腸内微生物種のゲノム解析が進み、シロアリの高効率な木質分解機構が明らかになれば、人の食料と競合しない木質バイオマスを原料としたバイオ燃料開発に役立つことが期待されるという。

情報源 (独)理化学研究所 プレスリリース(PDF)
機関 (独)理化学研究所
分野 地球環境
キーワード 微生物 | バイオ燃料 | 理化学研究所 | ゲノム | 木質バイオマス | シロアリ
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