(株)矢野経済研究所は、水リサイクルシステム市場に関する調査を実施し、その結果を「2011年版水リサイクルシステム市場の現状と将来展望」にまとめた。水リサイクルシステムとは、公共下水(一部、雨水を含む)のほか、各種産業排水を処理して再利用することを目的とする装置・システムのこと。今回の調査では、国内参入企業(主にエンジニアリング会社)における国内外事業、ハード(プラントエンジニアリング)およびソフト(運転維持管理(O&M)、処理水の供給など)事業を対象に市場規模を算出した。同報告書によると、2010年度の水リサイクルシステムの市場規模は約735億円と推計され、海外の水リサイクル需要の拡大を背景に、2020年度には倍増することが予測されるという。また、水リサイクルの主要技術である膜分離活性汚泥法(MBR)用の膜需要も急増しており、今後は世界市場における日本企業のさらなるシェア拡大が期待できるという。
情報源 |
(株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
|
---|---|
機関 | (株)矢野経済研究所 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | リサイクル | 下水道 | 膜分離活性汚泥法 | 排水処理 | MBR | 再利用 | 再生水 | 産業排水 | 矢野経済研究所 |
関連ニュース |
|