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 浜松ホトニクス、遅延発光で化学物質の毒性を測定する「光バイオアッセイシステム」を開発

発表日:2008.04.03


  浜松ホトニクス(株)は、植物が光合成により発生する遅延発光を計測して、化学物質の毒性を短時間、低コストで簡易に測定する「光バイオアッセイシステム」を世界で初めて開発した。この技術は、環境省の委託研究「環境技術開発等推進費」により、(独)国立環境研究所と共同で開発したもので、経済協力開発機構(OECD)が標準法として定めた「藻類生長阻害試験」(TG201)との連携を前提とした測定方法である。これにより、未だ毒性が解明されていない数万種類といわれる化学物質の測定が促進され、環境に低負荷な農薬や洗剤などの開発に貢献することが期待される。また、工場廃液や下水道などの簡便な測定や、生物の品種改良にも活用が可能になるという。2008年10月には、国内の研究機関や、農薬、洗剤の化学薬品メーカーに向けた製品化が予定されている。

情報源 浜松ホトニクス(株) プレスリリース(PDF)
機関 浜松ホトニクス(株)
分野 健康・化学物質
キーワード バイオアッセイ | 化学物質 | 国立環境研究所 | 浜松ホトニクス | 毒性 | 植物 | 測定 | 光合成
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