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経済産業省と環境省、ストックホルム条約残留性有機汚染物質検討委員会第7回会合（POPRC7）の結果を公表
発表日：2011.10.17
経済産業省と環境省は、平成23年10月10日から14日まで、スイスのジュネーブで開催された「ストックホルム条約残留性有機汚染物質検討委員会第7回会合（POPRC7）」の結果を公表した。POPRCでは、POPs条約対象物質に提案された規制候補物質について、1）スクリーニング、2）危険性の概要（リスクプロファイル）、3）リスクの管理に関する評価の検討プロセスを経て、POPs条約の締約国会議（COP）への勧告を行っている。今回の会合では、審議が継続されていた1種類の化学物質（ヘキサブロモシクロドデカン（HBCD））と新規に提案された3種類の化学物質について議論され、HBCDは、ストックホルム条約の対象物質とするようCOPに勧告することが決定された。一方、新たに提案された塩素化ナフタレン（CN）とヘキサクロロブタジエン（HCBD）は、上記1）にかかる審議を経て2）の段階に進むことが決定され、ペンタクロロフェノール（PCP）は、上記1）にかかる審議の結果、同物質とその代謝物の関係について、さらに科学的知見を収集し、次回会合で検討することとなった。また、短鎖塩素化パラフィン（SCCP）は、毒性学的相互作用の評価等の情報収集を引き続き行うこととなった。
