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 三菱重工業(株)、ヒートポンプによる冷暖自在2室式陸上輸送用冷凍ユニットを開発

発表日:2011.10.20


  三菱重工業(株)は、ヒートポンプによる冷暖自在2室式陸上輸送用冷凍ユニットを開発したと発表した。ヒートポンプは、冷やしたい空間から暖めたい空間に効率よく熱を移せるため、コンプレッサーで発生する熱を加温に利用する従来型に比べ、加温能力が2倍超に向上し、最高効率時の冷凍機燃費は75%減と大幅な省エネ・CO2排出抑制を実現する。また、主にコンビニエンスストア向けの配送トラックに採用される予定の同ユニットは、従来の2室式ユニットに比べ、消費エネルギーは35%削減しながら、加温能力は130%増加するため、効率は3.5倍(冷凍機燃費70%減)を実現。また、コンテナの前室を冷却し、後室を加温する場合、冷却側から加温側に熱を移す最も効率的な同時運転ができるため、消費エネルギーは25%削減しながら、冷却能力は70%増、加温能力は380%増となり、効率は4.3倍(冷凍機燃費75%減)、CO2削減率は75%に達するという。同ユニットは、管理温度帯が異なる食品を1台で配送するトラック向けを中心に、2012年4月から販売される予定。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード ヒートポンプ | CO2 | 三菱重工業 | 冷凍 | 陸上輸送 | 冷却 | 加温 | 消費エネルギー
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