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日本製紙ケミカル（株）とコスモ石油（株）、バイオマスエタノール製造に関するフィージビリティ調査を開始
発表日：2008.04.10
日本製紙ケミカル（株）とコスモ石油（株）は、バイオマスエタノール製造に関するフィージビリティ調査を開始する｡両社は、食糧と競合しない第二世代（草本系や木質系）原料からのバイオマスエタノール製造の実用化に向けて、国内唯一の亜硫酸パルプ製造工場である日本製紙ケミカル江津事業所（島根県江津市）において、パルプ製造技術および黒液発酵技術をベースに、亜硫酸パルプ製造工程で発生する黒液からエタノールを製造し、事業化する可能性について検討を進める。今後1年間にわたり、国内外の有力な技術を調査し、江津事業所の黒液の性状などを評価するとともに、糖化技術の適用やエタノール発酵の生産性などの事前評価を行う｡また、さらなる競争力強化に向けた技術課題の明確化を図り、バイオマスエタノール増産の可能性についても検討するという｡
