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 グローバルカーボンプロジェクト(GCP)、2010年の世界の二酸化炭素排出量および大気中の二酸化炭素濃度が記録的水準に上昇と発表

発表日:2011.12.05


  グローバルカーボンプロジェクト(GCP)は、2010年の世界の二酸化炭素(CO2)排出量および大気中の二酸化炭素濃度が記録的水準に上昇したと発表した。GCPは、地球規模の炭素循環を研究する国際研究プロジェクトで、(独)国立環境研究所と豪州連邦科学産業研究機構に事務局が設置されている。今回、1)世界金融危機によって2008~2009年に減少した世界の二酸化炭素排出量が、2010年では前年比5.9%増という記録的な増加に転じたこと、2)2010年の大気中の二酸化炭素濃度は、少なくとも過去80万年の記録の中で最も高い水準である389ppmという記録的な水準に達したこと、を明らかにした。GCPでは、2010年において世界の二酸化炭素排出量増加に最も大きく影響したのは、中国、アメリカ、インド、ロシア連邦及び欧州連合で、さらに新興経済圏からの排出量も依然として増加を続けている、としている。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
機関 (独)国立環境研究所 グローバルカーボンプロジェクト(The Global Carbon Project)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 二酸化炭素 | 国立環境研究所 | 濃度 | 排出量 | 炭素循環 | グローバルカーボンプロジェクト | GCP
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