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 パナソニック電工(株)、水まわり建材製品に植物由来原料を用いる技術を確立

発表日:2011.12.05


  パナソニック電工(株)は、耐久性が必要とされる水まわり建材(システムバス、システムキッチン、トイレ、洗面化粧台)用の樹脂に植物由来原料を配合し、成形する技術を確立したと発表した。近年、樹脂製品において、枯渇資源である石油を原料とするプラスチックから植物由来のプラスチックへと、素材を移行する動きが高まり、家電製品、ノートパソコン、携帯電話、自動車の内装部品などへの採用が拡大している。しかし、水まわり建材は、使用期間が長く、水や熱などに対する耐久性の確保が必要なため、植物由来樹脂の採用は困難とされてきた。今回、同社は、植物由来原料と熱可塑性および熱硬化性樹脂との複合材料化技術を開発し、水まわり建材製品の材料として十分な耐久性を実現するとともに、従来製品の金型で成形可能な成形技術を確立。今後、水まわり建材の製品素材として展開し、2012年度に約40tの石油由来原料から、植物由来原料への切り替えを目指すという。

情報源 パナソニック電工(株) ニュースリリース
機関 パナソニック電工(株)(現:パナソニック(株))
分野 地球環境
キーワード パナソニック電工 | プラスチック | 石油 | 植物由来 | 耐久性 | 熱硬化性 | 水まわり建材 | 熱可塑性
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