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 東日本旅客鉄道(株)、有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を実施

発表日:2012.01.10


  東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)は、有機薄膜太陽電池の駅での導入を目指したフィールド試験を実施すると発表した。有機薄膜太陽電池は、低価格の太陽光発電方式として期待される開発段階の技術で、光を通す、軽い、薄い、曲げることができるなどの特長がある。今回の試験では、日光線鶴田駅の通路屋根の一部を利用して、有機薄膜太陽電池や蓄電池等で構成される、将来の駅での使用を想定したシステムを設置し、約1年間稼動させてデータをとることで、駅特有の環境(半屋外空間である、列車振動がある等)での太陽電池の導入に関する課題抽出を行う。同システムには、1)昼間に発電・蓄電する、2)蓄電した電力を使い、夜間に通路屋根の下部に設置したLED照明を点灯させる(点灯のスイッチの入り切りは、人感センサーで行う)、などの機能が盛り込まれている。同駅での評価試験は、2012年1月25日から2013年2月中旬までを予定。同社では、今回の試験の結果を今後の有機薄膜太陽電池の開発に反映させる予定という。

情報源 東日本旅客鉄道(株) プレスリリース(PDF)
機関 東日本旅客鉄道(株)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | 太陽電池 | 東日本旅客鉄道 | JR東日本 | 蓄電池 | 蓄電 | 有機薄膜 | LED照明 | 振動 | フィールド試験
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