ユニチカ(株)、バイオマス素材80%以上で優れた耐衝撃性・耐熱性を持つ環境配慮型樹脂を開発

発表日:2012.01.24

ユニチカ(株)は、バイオマス素材80%以上で優れた耐衝撃性・耐熱性を持つ、環境配慮型の射出成形用樹脂(バイオマスプラスチック)を開発したと発表した。石油資源を原料とした従来のプラスチックは、廃棄時の焼却により二酸化炭素などの温室効果ガスを増加させる。一方、トウモロコシなどの植物資源を原料とするポリ乳酸は、廃棄時に二酸化炭素を排出しても、植物が成長する過程で二酸化炭素を吸収するカーボンニュートラルであるため、大気中の温室効果ガスの増加を抑制し、化石資源の消費を抑制することができる。しかし、ポリ乳酸は、従来の石油由来樹脂に比べて、耐衝撃性や耐熱性に劣り、成形加工性が悪く、加水分解しやすいなどの問題があった。今回同社は、これまで培ってきたポリ乳酸の結晶化促進技術や加水分解抑制技術に加え、独自のコンパウンド技術を応用し、ポリ乳酸比率が80~90%で、ABS樹脂と同等の耐衝撃性と耐熱性を持つ樹脂の開発に成功。今後、OA機器、IT機器、電気部品への筐体や自動車内装部品への展開を図っていくという。

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