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 (株)商船三井、排ガス粉塵除去装置を搭載した外航船舶の試験運用を開始

発表日:2012.02.06


  (株)商船三井は、排ガス粉塵除去装置(DPF)を搭載した外航船舶の試験運用を開始したと発表した。同社では、(一財)日本海事協会および(株)赤阪鐵工所とともに、日本海事協会「業界要望による共同研究」のスキームにより同協会の研究支援を受けて、C重油を使用する舶用ディーゼル機関の粉塵除去装置(DPF)の開発に取り組んでいる。今回搭載したDPF装置は、セラミック(炭化珪素)繊維を素材としたフィルターを内蔵し、排出される排気ガスが通過する際に80%以上の粒子状物質(PM)を捕集することで、黒煙排出の問題を解消できる。また、フィルターに捕集されたPMを自動的に燃焼除去する自己再生方式で、フィルターの目詰まりを起こさずに連続運転が可能で、乗組員のメンテナンスフリーを実現する。実船試験運用は、約1年間(使用時間約4,000時間)を予定し、捕集性能等を検証した後、使用耐久性の評価を実施する。なお、平成23年11月から試験を開始し、既に使用時間500時間以上を良好に経過しているという。

情報源 (株)商船三井 プレスリリース
機関 (株)商船三井
分野 大気環境
キーワード DPF | 船舶 | PM | 排気ガス | 商船三井 | ディーゼル | 粒子状物質 | 重油 | 粉じん | 黒煙
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