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 三井造船(株)、焼酎粕のバイオマス飼料化設備の建設を開始

発表日:2008.04.24


  三井造船(株)は、焼酎粕のバイオマス飼料化設備工事を三和酒類(株)(大分県宇佐市)から2008年4月に受注し、平成21年3月の竣工に向けて工事を開始した。この設備は、麦焼酎の製造過程で排出される焼酎粕の一部をメタン発酵させ、その際に発生するバイオガスにより得られる蒸気を利用して焼酎粕を濃縮・乾燥し、飼料原料として再利用するもの。原油高騰下でのエネルギーコスト上昇による製造コストを抑え、地球温暖化防止として二酸化炭素の排出量も削減できる。生産される濃縮液と乾燥品は、国内の飼料自給率の向上にも寄与すると期待されている。設備の焼酎粕処理能力は1日当たり最大140トンであり、焼酎粕を脱水ケーキと分離液に分ける「固液分離設備」をはじめ、分離液の「濃縮設備」、脱水ケーキの「乾燥設備」、工場内のエネルギーを供給する「メタン発酵設備」、「排水処理設備」などで構成されるという。

情報源 三井造船(株) 技報(PDF)
機関 三井造船(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオマス | 三井造船 | 飼料化 | 焼酎粕
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