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 (独)宇宙航空研究開発機構、水循環観測衛星「しずく」等の打上げ計画を発表

発表日:2012.02.08


  (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット21号機による、第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)等の打上げ計画の概要を発表した。「しずく」は、地球環境変動観測ミッション(GCOM)の一環として、高性能マイクロ波放射計による水循環の観測を地球全体で長期間(10~15年)実施することにより、地球規模の水循環や気候変動を監視し、そのメカニズムを解明することが期待されている。同衛星は、平成24年1月29日に種子島宇宙センターに搬入され、射場作業に着手した。今後、平成24年度中に打上げを実施し、打上げ後8ヶ月以内に輝度温度のデータ、また1年以内に降水量、海面水温、土壌水分量などのデータを提供開始する予定という。なお今回のH-IIAロケット21号機には、「しずく」とともに、韓国多目的実用衛星3号機「KOMPSAT-3」や小型副衛星2基も搭載される予定。「KOMPSAT-3」は、高解像度の光学機器を搭載し、地球の地理情報解析に必要な高解像度画像の提供や各種の環境観測を行うという。

情報源 (独)宇宙航空研究開発機構 プレスリリース(H-IIAロケット打上げ計画概要)
(独)宇宙航空研究開発機構 プレスリリース(「しずく」の開発状況)
機関 (独)宇宙航空研究開発機構
分野 地球環境
キーワード 人工衛星 | 気候変動 | 宇宙航空研究開発機構 | JAXA | 水循環 | 降水量 | 海面水温 | しずく | マイクロ波放射計 | H-IIAロケット
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