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 富山県、マイクロ水力発電実証実験を実施

発表日:2012.03.05


  富山県は、マイクロ水力発電実証実験を実施すると発表した。同県では、環境・エネルギー分野における企業・大学の技術開発を促進するため、平成22年度に「とやまグリーンイノベーション推進委員会」を設置し、産学官連携によるプロジェクト検討会を開催してきた。今回、同プロジェクト検討会(小水力発電分野)に参加している企業や大学が、マイクロ水力発電(出力100kw未満)に適した高性能の電力変換装置(パワーコンバーター)を共同開発したことから、魚津市の(株)北陸精機内おいて、実証実験を開始することとなった。実証実験では、縦軸スクリュー水車発電機(最大出力2kW程度)に同装置を接続し、同装置から出力する電力を用いて、ハウス栽培用LEDを点灯。併せて、発電電力量、電圧の安定性、電力の変換効率などを測定する。同県は、豊かな水資源があり、農業用水路網が整備されていることから、マイクロ水力発電の適地は多く、同装置に対するニーズは高いと考えられるという。同県では今後、県西部地域(南砺市、砺波市)においても同様の実証実験を行う予定としている。

情報源 富山県 ニュースリリース(PDF)
機関 富山県
分野 地球環境
キーワード 小水力発電 | 実証実験 | 変換効率 | 富山県 | 電力変換装置 | 水路 | 農業用 | パワーコンバーター
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