兵庫県は、「CO2削減協力事業」におけるマッチング案件が成立したと発表した。同県では、県内の温室効果ガス排出量の7割近くを占める産業部門と、排出量の伸びが大きい民生業務部門の削減を進めるため、国内クレジット制度を活用して、県内の大規模事業者が県内の中小事業者等に技術・資金等を支援し、CO2削減量を大規模事業者に移転する「CO2削減協力事業」を進めている。今回、同県及び(財)ひょうご環境創造協会(CO2削減協力事業相談センター)が仲介する2件のCO2削減プロジェクトについて、平成24年3月23日の国内クレジット認証委員会で排出削減事業として承認され、マッチングが成立した。成立したのは以下の2件。1)三菱マテリアル建材(株)市川工場における、A重油のボイラーから高効率のLNGボイラーへの更新に対し、大阪ガス(株)が支援するもの、2)白鶴酒造(株)旭蔵工場における、既設のヒートポンプチラー(4台)から電力使用の高効率のヒートポンプチラー(2台)への更新に対し、関西電力(株)が支援するもの。CO2削減量は、2件の合計で656t-CO2/年になり、これまでの14件の累計は5,557t-CO2/年になるという。
情報源 |
兵庫県 CO2削減協力事業について
|
---|---|
機関 | 兵庫県 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 温室効果ガス | 関西電力 | 大阪ガス | ボイラー | 兵庫県 | 排出削減 | 事業者 | 国内クレジット制度 | ひょうご環境創造協会 |
関連ニュース |
|