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 農林水産省、きのこ原木等の放射性セシウム濃度に関する当面の指標値を改正

発表日:2012.03.28


  農林水産省は、きのこ原木及び菌床用培地の安全基準として、放射性セシウム濃度に関する当面の指標値を改正したと発表した。同省ではこれまで、当面の指標値(放射性セシウムの濃度の最大値)として、きのこ原木:150ベクレル/kg、菌床用培地:150ベクレル/kgを設定していたが、今回の改正により、きのこ原木及びほだ木:50 ベクレル/kg(乾重量)、菌床用培地及び菌床:200 ベクレル/kg(乾重量)となった。この指標値は、きのこ原木等に関する新たな調査結果や、食品中の放射性物質に係る新たな基準値を踏まえ、食品の新基準値を超えないきのこが生産されるように設定されたもので、平成24年4月1日より施行される。同省では、今回の改正について、平成24年3月28日、都道府県及び関係団体に対して通知した。なお、経過措置として、前指標値(150ベクレル/kg)以下のきのこ原木及びほだ木であって、50ベクレル/kgを超えるものについては、当該原木等を使用するきのこ生産者が所在する都道府県が、発生したきのこの放射性物質検査を行い、当該きのこが食品の基準値を超えないことを出荷前に確認することを条件として、自県内に限り使用可能とした。

情報源 農林水産省 報道発表資料
機関 農林水産省
分野 健康・化学物質
キーワード 林野庁 | 農林水産省 | 原木 | 食品 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 安全基準 | きのこ | 指標値 | 菌床用培地
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