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 徳島県、平成21(2009)年の徳島県温室効果ガス排出量の状況を公表

発表日:2012.04.27


  徳島県は、同県内における平成21(2009)年の温室効果ガス排出量の状況を公表した。同県では、「環境首都とくしま」の実現を目指し、「とくしま地球環境ビジョン(行動計画編)」で、2010年の温室効果ガス排出量を1990年(基準年)比で10%削減する目標を掲げ、温室効果ガスの削減に取り組んできた。今回、環境省の「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル」に基づき算定した、「温室効果ガス排出量の状況(2009年算定結果)」を公表した。これによると、2009年の温室効果ガスの総排出量は6,710千トン-CO2であり、基準年である1990年と比べると、232千トン-CO2(3.3%)減少し、前年度と比べると、320千トン-CO2(4.6%)減少した。また、2009年の森林吸収量(民有林のみ)は、732千トン-CO2(基準年排出量の10.5%に相当)で、森林吸収量加算後の温室効果ガス排出量は、5,978千t-CO2で、基準年比13.9%減少となる。同県では、主たる温室効果ガス「二酸化炭素」の排出量減少は、産業部門をはじめとする各部門のエネルギー需要の減少が大きく影響し、家庭や事業所等における省エネなどの取り組み、国のエコカーへの優遇措置による低燃費車の増加等も一定の効果があったものと考えられるとしている。また、今後も、基準年に比べ増加の著しい民生部門や運輸部門を中心に一層の取り組みが必要とのこと。

情報源 徳島県 報道提供資料
機関 徳島県
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | CO2 | 低炭素社会 | 温室効果ガス | 事業所 | 徳島県 | 家庭 | 産業部門 | 森林吸収量 | とくしま地球環境ビジョン
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