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 (株)富士経済、世界の発電・蓄電・給電・変換技術市場予測を発表

発表日:2012.06.28


  (株)富士経済は、環境負荷の軽減が期待できる未利用エネルギーを活用した有望エネルギーシステムの世界市場を調査し、将来予測を行った報告書「発電・蓄電・給電・変換 先端新技術の将来展望 2012」を発表した。同調査によると、将来、市場拡大の可能性が大きいエネルギーシステムは、洋上風力発電、太陽熱発電、海洋温度差発電、定置型電力貯蔵システム、地熱バイナリー発電などであり、例えば洋上風力発電は、日本企業の技術が重視されて市場を拡大し、2030年には2011年比8倍の3兆875億円と予測されるという。また、太陽熱発電は、北アフリカ・中東での日本の技術力発揮が期待されており、2030年には2011年比4.2倍の2兆1,600億円になると予想。さらに、定置型電力貯蔵システム(NAS電池、リチウムイオン電池等)は、柔軟な電力ネットワーク構築への期待から、2030年には2011年比8.4倍の1,434億円になると予測されるという。なお、太陽光発電では、変換効率40%超の量子ドット太陽電池が、2030年以降にシリコン太陽電池に代わり、太陽電池の主役となることが予想されるという。

情報源 富士経済グループ プレスリリース(PDF)
機関 (株)富士経済 富士経済グループ
分野 地球環境
キーワード 環境負荷 | エネルギー | 電力貯蔵 | 地熱発電 | 太陽熱発電 | 蓄電 | 洋上風力発電 | 海洋温度差発電 | 給電 | エネルギーシステム
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