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 三菱電機(株)、回生電力を有効利用する「駅舎補助電源装置」の実証実験を開始

発表日:2012.08.07


  三菱電機(株)は、回生電力を有効利用する「駅舎補助電源装置」の実証実験を、東京地下鉄(株)の東西線西船橋変電所で開始すると発表した。同装置は、鉄道車両のブレーキ時に発生する回生電力のうち、近くを走行している車両だけでは消費できない余剰電力を、駅の電気設備に直接供給するもの。今回の実証実験では、省エネルギー効果の検証として、東西線車両で発生する回生電力の駅での利用状況を検証するとともに、約600kWhの有効活用が可能と推定する同社シミュレーション数値の妥当性を確認する。また、同装置の機能検証として、直流1500Vの回生電力の交流変換と、駅の配電系統経由での照明や空調等への供給などを確認する。実験期間は2012年8月中旬から約2カ月間の予定。同社では、今回の実証実験結果を踏まえ、2013年4月から同装置の製品供給を目指すという。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
東京地下鉄(株) ニュースリリース(PDF)
機関 三菱電機(株) 東京地下鉄(株)
分野 地球環境
キーワード 省エネルギー | 三菱電機 | 電源 | 鉄道 | 実証実験 | 余剰電力 | 回生電力 | 駅 | 有効利用 | 東京地下鉄
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