(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、大強度陽子加速器施設「J-PARC(茨城県東海村)」に、世界最先端の蓄電池専用解析施設「RISING中性子ビームライン(SPICA)」が完成したと発表した。今回完成した施設は、「2030年に500Wh/kgのエネルギー密度を有する革新型蓄電池の実現」を目指す革新型蓄電池先端科学基礎研究事業(RISING事業)の一環として建設を進めてきたもの。この施設では、リチウムイオン電池の一層の性能向上や、リチウムイオン電池に代わる「革新型蓄電池」の開発に不可欠な、電池内部の反応メカニズムについて科学的な分析を行う。NEDOでは、大型放射光施設「Spring-8(兵庫県佐用町)」の「RISING放射光ビームライン」とともにフル活用することで、エネルギー密度など蓄電池の飛躍的な性能向上につながる多くの知見を獲得し、革新型蓄電池の開発を加速させていくという。
情報源 |
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 高エネルギー加速器研究機構(KEK) J-PARCセンター 京都大学 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | リチウムイオン電池 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 蓄電池 | 解析 | エネルギー密度 | RISING | 大強度陽子加速器施設 | J-PARC | 中性子 |
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