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 三菱重工業(株)、石炭火力発電所排ガスからのCO2回収・貯留の一貫実証試験を開始

発表日:2012.09.14


  三菱重工業(株)は、米国の大手電力会社のサザンカンパニーと共同で進めている、石炭火力発電所排ガスからのCO2回収・貯留の一貫実証試験で、回収したCO2の地下への注入が始まったと発表した。これは、アラバマ州にあるサザンカンパニーのバリー(Barry)火力発電所内に建設した石炭焚き排ガスCO2回収実証プラントにより、排ガス中から回収・圧縮したCO2を地下3,000~3,400mにある帯水層に貯留するもの。CO2貯留は、米エネルギー省(DOE)の温室効果ガス対策プロジェクトの一環として行われ、CO2供給量はフルスケールである500トン/日規模に達した。CO2回収実証試験は、2011年6月から開始され、現在も順調に続いている。同社では、同実証試験への参画を通じて、地球温暖化問題の解決に向けた石炭焚き排ガスからのCO2回収技術の商用化実現へとつなげていくという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 火力発電 | 石炭 | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 三菱重工業 | 回収 | 米国 | 地下貯留 | 排ガス
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